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Order Preserving Encryption

概要

Order Preserving Encryption(順序保持暗号、順序保存暗号)は、入力された単語の特定の順番(大小関係)が暗号化後も保持されている暗号化技術.昔のOne Part Codeから使用されているものである.一般的にセキュリティは低くなってしまうが、通常の単語と同じようにデータベース上で範囲検索(Range)、MAX、 MINなどができるため、そういった分野で使用が想定される.
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この章を学ぶ前に必要な知識
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効果
  • 暗号化されたままデータベースで範囲検索など様々な検索が可能
  • どの手法もセキュリティが低い
ポイント
  • 昔のOne Part Codeも同様のことを行う.
  • 暗号化前と後で大小関係が変わらない(そのため暗号化されたままで効率的な検索可能)

解 説

Order Preserving Encryption(OPE, 順序保持暗号、順序保存暗号)は、入力された単語の特定の順番(大小関係)が暗号化後も保持されている暗号化技術. 昔のOne Part Codeから使用されているものである. 一般的にセキュリティは低くなってしまうが、通常の単語と同じようにデータベース上で範囲検索(Range)、MAX、 MIN、SORTなどが効率的にできるため、そういった分野で使用が想定される.
Order Preserving Encryptionとは
One Part Codeはアルファベット順や数字順を単語、コード双方を行なっているため、Order Preserving Encryptionになっている.
Order Preserving Encryptionの概念図
詳細は右記リンクにて確認ください.
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知識: One Part Code
One Part Codeは単語と対応するコードが双方アルファベット順に対応している暗号化方式.どちらも順番になっているため、一部単語がわからなくても前後から推測が可能.