二重波型可展構造

概要

二重波型可展構造は、通称ミウラ折りと呼ばれ、人工衛星の太陽電池パネルの構造としても使われている1自由度のみの折りたたみ構造.折りたたんでいる状態から対角線状の点を引っ張るのみで広がり逆に折りたたむときも特定の方向にまとめると自然に折りたたまれます.地図などにおいてもいちいち折りたたむのを避けられます.
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この章を学ぶ前に必要な知識
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条件
  • ミウラ折りの折り目をつけられること
効果
  • 1自由度のみで展開、収納可能な折りたたみ構造
  • 平面形状を平面形状に折りたたむ
  • 衝撃吸収性を持つ形状
ポイント
  • 折り目の方向が明確に決まっているため、破れにくい
  • 折り目が若干斜めになっていること
  • 折り目において無理に素材を引っ張る必要がない

解 説

ミウラ折りの展開と収納の様子
二重波型可展構造は、通称ミウラ折りと呼ばれ、人工衛星の太陽電池パネルの構造としても使われている1自由度のみの折りたたみ構造. 1自由度であるために、折りたたんでいる状態から対角線状の点を引っ張るのみで広がり逆に折りたたむときも特定の方向にまとめると自然に折りたたまれます.観光の際などに使用されていた地図などにおいてもいちいち折りたたむのを避けられます. また、大きめの製品や構造物においてはミウラ折りの衝撃吸収性も注目されています. 折り目をつけるときに素材を無理やり引っ張る必要がなく折れるため、折ることによって素材が弱くなることを避けられます.
二重波型可展構造とは
2) まず山折と谷折りを交互に4回折り目をつける 3) 端から3/7の長さで斜めに折ります. (http://www.osaka-ue.ac.jp/zemi/nishiyama/math2010/miura.pdf より引用)
4) 3/7の長さのうち1/7の長さ分で反対に折り曲げます.そのとき上辺が初めの線に平行になるようにします. 5) その後は、斜めに平行と水平に平行の折り目を交互に行います. 6)片側を終えたらひっくり返して再度交互に折っていきます. 7)全て折れたら作業は完了です. 8)全てを広げます. (図は http://www.osaka-ue.ac.jp/zemi/nishiyama/math2010/miura.pdf より引用)
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