閉世界仮説

概要

閉世界仮説(Close world assumption: CWA)は、真ということが示されていない証明されていないものは全て偽とする仮説のこと.データベースなどの完全な情報を持つシステムでは閉世界仮説となっている.すなわち知らない情報は存在しないもの.Prologなどにおいても「失敗による否定」は閉世界仮説によるもの.
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この章を学ぶ前に必要な知識
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条件
  • データが完全であるときに使える仮説
  • データベースやPrologなどで使用
効果
  • 全ての真であるとわからないものは偽であるとする
ポイント
  • 「真であるかどうか解がない」というのが偽であるとするための条件
  • データ元が完全であるときに採用される仮説
  • 閉世界仮説の反対の意味に近い概念として開世界仮説がある.

解 説

閉世界仮説(Close world assumption: CWA)は、「真ということが示されていない証明されていないもの」は全て偽とする仮説のこと. データベースなどの完全な情報を持つシステムでは閉世界仮説を採用する形になる. もし閉世界仮説を導入しない場合に、「Aさんは犬ではない」「Aさんは皿ではない」と言ったように全ての事柄についてその否定を書く必要がある.しかし、逆に持っている知識が少ない場合には、誤った推論が行われる. 例えば「犬は走る」ということのみを知っていた場合、閉世界仮説に基づけば「犬以外は走らない」という知識を推定することになる.しかしこれは実際の事実は異なってくる. 上記のように閉世界仮説は完全なデータがあれば、推定される事柄は正しくなる.例えば、全ての従業員のデータが入っているデータベースに名前で検索されても出てこない人は、従業員ではないと結論づけて問題ない. 頭ごなしに全て否定しない仮説は開世界仮説.
閉世界仮説とは
Prologなどの論理プログラミング用語では、「失敗による否定」を行うことが多く、 この「失敗による否定」は真と導けなかったものは偽とする「閉世界仮説」に即した挙動となっている.
論理プログラミングにおける閉世界仮説.
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