- @ThothChildren
- 2018.10.25
- PV 1539
力制御
ー 概要 ー
力制御は、ロボットの手先(エンドエフェクタ)などに取り付けた力センサをフィードバックさせて、力のみを制御してロボットアームを制御します.位置制御のみの場合よりは安全な動作を可能にします.通常力制御と位置制御両方を組み合わせます.
この章を学ぶ前に必要な知識
条件
- 力センサがロボット手先に必要
- ロボットのアームの制御を想定
- 手先に何らかの力がかかっている状況を想定
効果
- ロボットの手先にかかる力を制御
ポイント
- 位置制御より安全な制御を可能に
- 純粋な力制御では、位置と速度を諦めているので場合によっては危険
解 説
力制御は、ロボットの手先(エンドエフェクタ)などに取り付けた力センサをフィードバックさせて、力のみを制御してロボットアームを制御します.
位置制御のみの場合よりは安全な動作を可能にしますが、通常力制御と位置制御両方を組み合わせます.
力制御と言っても、
本当に力が目標値になるように制御する力制御(狭義)
力も考慮して制御する力制御(広義)
の2通りの意味があるので注意ください. | 力制御とは |
力制御の特徴
・力制御によってより安全な環境への接触
・人間との共同作業が可能に.
・力センサと力制御によってタスクの確度をあげることができる.
といったメリットがあるため、通常は位置制御のみではなく、
力制御も行います. | 力制御の特徴 |
力制御では、アームの関節にあるモータにどれほどのトルクをかけるかで、手先の力の大きさがどのくらいになるかを制御する.
仮想仕事の原理から
$$\tau \delta \theta = F \delta x $$
が成り立つ.
$$ J = \frac{\delta x}{ \delta \theta}$$
であるので
$$\tau = J^T F$$
のように対象に与えるべきラインが出る.
目標の力の大きさが決まっていれば、関節角度のトルクはロボットの構造(ヤコビアン)と角度によって調整することが可能. | 力制御の制御方法 |
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