- @ThothChildren
- 2018.10.20
- PV 210
Divide and Choice
ー 概要 ー
Divide and Choiceは、真に公平になることを保証しないが、単純に恨むことがない分割をすることができる手法.ケーキの場合、Aが切り、Bが好きな方を選び、残った方をAが受け取る段取り.
この章を学ぶ前に必要な知識
条件
- 二人とも同じ価値観を持っていること
- 二人とも相手が自分より多くもらわないように行動
効果
- 恨みを持たない分割を行える
ポイント
- 真の公平性は保証されない
- ケーキ分割の場合、Aがケーキを切り、Bが切ったケーキの一方を選択、Aが残りを得る
解 説
Divide and Choiceは、真に公平になることを保証しないが、単純に恨むことがない分割をすることができる手法.
方法
ケーキの分割の場合を考える.(fair cake-cutting)
1. まずAがケーキを二つに切る.
2. Bが二つのうち好きな方(大きい方)を選ぶ.
3. 残った方(小さい方)をAが受け取る
上記のような処理にすることで、
Aはできる限り真っ二つにして、BとAの取れるケーキを同じにする
Bは常に大きい方を選べばいい
といったような選択をすることになります.
結果的にケーキは公平になるように分割されることになります. | Divide and Choiceについて |
この方法では、両者が同じ価値観に基づいて相手より自分の取り分が少なくならないように二人とも動くことが大前提です.
この手法によって得られるのは、恨みっこなし(envy-free)の分割であって、
真の意味での公平性(equitability)は保証されません(Aのケーキを切る技量にも左右されます) | Divide and choiceの詳細 |
Divide And Choiceの図解 |
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