共通鍵暗号方式とは

概要

共通鍵暗号方式とは、通信者同士の間で誰にも知られていないような共通な鍵を使って暗号化と復号化を行う暗号方式.この鍵が他の人にばれない限り安全ですが、最初にどのように鍵を共有するかが課題です.(鍵配送問題)
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この章を学ぶ前に必要な知識
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条件
  • 安全に共通鍵を共有する
効果
  • 通信相手と安全な通信を実現できる
ポイント
  • 公開鍵方式より高速に暗号、復号できる
  • 同じ共通鍵を使って暗号化、復号化する
  • 個々間で秘密の通信をするには、N人の間で合計nC2個の鍵が必要

解 説

共通鍵暗号方式とは、通信者同士の間で誰にも知られていないような共通な鍵を使って暗号化と復号化を行う暗号方式. この鍵が他の人にばれない限り安全ですが、最初にどのように鍵を共有するかが課題です.(鍵配送問題) シンプルな方式で暗号化も復号化も高速に行うことができます.
共通鍵暗号方式とは
共通鍵をBさんに共有するには、 どうしても一瞬安全でない状態を通らざるをえません. このときに第三者のCさんに鍵を盗まれる(コピーされる)可能性もあります.
上記のようにそのまま鍵を渡しては他の人も使えてしまいます. そこで、共通鍵自体を暗号化することを考えます. しかし、その暗号化する別の鍵もBさんに渡さなくてはなりません.... その別の鍵をさらに暗号化して.... だとキリがありません. これを鍵配送問題と言います.
鍵配送問題
仮に安全に共通鍵を共有することができたとします. そうするとあとは簡単で、 送信したいデータを共通鍵で暗号化して、 受信側は渡されたデータを共通あk着で復号化します.
公開鍵は特定の二者間の通信を秘匿するために用意するためのものであるため、 複数人で通信をそれぞれの二者間で秘匿しながら行うには、その数鍵を用意しなくてはなりません. N人の通信者がいる場合は、NC2の数の鍵を用意する必要があります.
公開鍵の必要な数
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