カメラで水やガラス反射無しで撮りたい

概要

カメラで写真を撮像するときに水面やガラスに他のものが移りこんでしまったり反射で白くなってしまったりして困るときの対策に関してまとめたページになります.基本的にはPLフィルタ(偏光フィルタ)を用いて除去することになります.大方のデジタルカメラでは付属品として購入することが可能です.
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この章を学ぶ前に必要な知識
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条件
  • カメラを用意
効果
  • PLフィルタを装着することで反射を除去
  • アナログ的にガラスにカメラを接着することでも写りこみをなくせる
ポイント
  • 反射したものは偏光になるため偏光フィルタを調整することで除去可能
  • 偏光フィルタは回転させて除去できる位置を調整する必要あり

解 説

Wikipediaより引用. 左側が偏光フィルタ無しの様子. 右側が偏光フィルタありの様子.
カメラで写真を撮ろうとするも、水やガラスの写りこみがあるために綺麗に撮像できないことが多々あります. そんなときにどのような対策が取れるのかについてまとめます.
カメラで水やガラス反射無しで撮りたい

1.アナログで使う機会が限定されてる方法

まず初めにアナログであり使う機会が少ない反射を抑える方法についてです. これはとても簡単で当たり前ですが、ガラスのような固形物の場合は移りこみを無くすため、レンズをガラスにくっつけることです. 当たり前ですが、ガラスに反射した光がカメラに入ってくるのが問題なので、反射面であるガラスにカメラを張り付けてしまえば他から光がカメラに入る余地がなくなります. 即ちこの方法はガラスのような固形物に対してできない方法です.
アナログ兼使う機会が少ない方法
カメラが反射面に貼り付ける例. 当たり前ですが、反射の移りこみはなくなります.

2.一般的な方法

最も一般的な反射の写り込みの除去方法は、やはり偏光フィルタを用いた方法です.
一般的な水面反射写りこみ等の除去方法
偏光フィルタは名前の通り偏光(ある方向にのみ振動した光)を受けたときにその光をカットすることのできるフィルタです. 鏡などの映りこみでカメラに届く光は鏡や水面を透過してくる光(特に振動する方向に偏りなし)と異なって偏光になる特性と合わせると映りこむものだけを除去することができるようになります. そのため、偏光フィルタで除去することができます. しかし偏光フィルタは特定の方向を除去することができるのみなので、 映りこみの偏光の方向に偏光フィルタの除去できる方向を合わせる必要があります. そのため偏光フィルタを回転させることで、映りこみが消える方向に合うように調整します.
偏光フィルタについて
偏光フィルタの図解
反射を取り除くことは水面だけでなく通常の写真おいても色の鮮やかさを出すようにします.通常のものも幾らかは反射しており、その薄く白ががった部分がPLフィルタ(偏光フィルタ)によって改善することが可能です.
偏光フィルタの効果
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