この章を学ぶ前に必要な知識
条件
- 複数の点で構成された二つの多角形を用いる
ポイント
- 突出したノイズに弱い
解 説
二つの点からなる多角形に対して類似度を測る方法として、ハウスドフル距離によって求める方法がある. | 外部リンク ハウスドルフ距離 |
このハウスドルフ距離は以下のように定義することができる. | ハウスドルフ距離導入 |
$$d(X,Y)=\sup _{{x\in X}}\inf _{{y\in Y}}d(x,y)$$ | ハウスドルフ距離(X,Yに非対称) |
ハウスドルフ距離は二つの定義を持つ.
上記の式では、二つの形状に対して対称的な値ではないため、
以下のように対称性を持つように最大値をとる定義もある. | ハウスドルフ距離二つの定義 |
$$d(X,Y)=\max\{\,\sup _{{x\in X}}\inf _{{y\in Y}}d(x,y),\,\sup _{{y\in Y}}\inf _{{x\in X}}d(x,y)\,\}{\mbox{,}}\!$$ | ハウスドルフ距離(対称) |
ハウスドルフ距離はいわゆるボトルネック距離の一つであるため、
ある突出したノイズ等に敏感に反応してしまう。
それゆえノイズに弱いと言われる. | ハウスドルフ距離の弱点 |
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