前回は形容詞を使った例文をメインに見ました.
次はより色々な表現のできる動詞を使った例文(英文で言うVを含む文章)を扱っていきます.
さらにワクワクする事必至です.
この文章には、「所有」「動詞」「過去形」「前置詞」「文」が含まれています
次はより色々な表現のできる動詞を使った例文(英文で言うVを含む文章)を扱っていきます.
さらにワクワクする事必至です.
この文章には、「所有」「動詞」「過去形」「前置詞」「文」が含まれています
Sentence
In English
I went to father's house with him
In Hieroglyph
𓈝𓅓𓈖 𓀀 𓂋 𓉐 𓇋𓏏𓆑𓀀 𓎛𓈖𓂝 𓆑
In Japanese
私は彼と一緒に父の家に行った.
Vocabulary
𓈝𓅓(shm):行く
𓈖(n):過去形
𓇋𓏏𓆑𓀀(it):父
𓉐(pr):家
𓎛𓈖𓂝(ana):と一緒に
𓆑(f):彼
Points
- 動詞を使った最も基本的な文型はVS
- 過去形は動詞の後に「𓈖」を付け加える
- 所有 「AのB」は「間接属格B𓈖A」か「直接属格BA」
- 前置詞を使う場合は、前置詞 + 名詞
Lecture
今回の例文は動詞を用いた最も基本的な例文です.
色々なポイントが含まれているのでこの文章から様々なことを学んでください.
ヒエログリフでは、最も基本的な型として動詞と名詞を用いるときには基本的に「動詞」+「主語」の順番になります.
主語を変えたい場合は、「𓀀(i):私」を「𓆑(f):彼」「𓏏(t):彼女」と入れ替える事で、簡単に表現できます.
ご覧のように、基本的に「𓈖(n)」をつければ過去形になります.
この形以外にも様々な表現の仕方がありますが、最も基本的な過去形の表現は上記になります.
「動詞」+「𓈖(n)」 + 「主語」.非常に簡単ですが、主語と動詞の間に置くように注意してください.
あとは副詞的な表現を充実させていきましょう.
まず「彼と一緒に」ですが、これには前置詞「𓎛𓈖𓂝(ana):~と一緒に」を使います.
また彼というのは「𓆑(f):彼」と決まっています.(この文字は「彼」以外の意味でも使われます)
さらに「家に」も付け加えます.
「~(場所)に」を表す前置詞として「𓂋(r):~に」を使用します.
この前置詞「𓂋(r)」は「~に」以外にも「~から」等様々な意味で使用されます.
上で説明した二つの前置詞+名詞を追加しました.
大抵、副詞は主語と動詞の間を除いて様々な場所に挿入できますが、今回は末尾にしています
前置詞 + 名詞の形にする事で副詞を作れるのは英語と同じです.
所有には二つの表現の仕方があります.
AのBを表現するときに連続して記述して「所有」を表現する「BA」
間に「𓈖」等(修飾される名詞によって変化)を挟んで「所有」を表現する「B𓈖A
それらの違いに大きな意味の違いはありませんので、ここでは直接属格を用います.
「家」と「父」をその順番に並べて、直接属格で所有を表現しています.
動詞と過去形があればより表現の幅が広がりますし、前置詞を使えばもっと詳細に表現することができます
次は目的語「~を」を使った文について見ていきます.
今回までの表現では、「Sは(Mで)Vする/した」などの表現までですが、
次では「SはOを(Mで)Vする/した」と言った表現が可能になります.
色々なポイントが含まれているのでこの文章から様々なことを学んでください.
動詞文
前回と同じようにこの文章を最も簡単にするならば動詞文の基礎 : V + S
In Hieroglyph
𓈝𓅓 𓀀
In Japanese
行く 私は
主語を変えたい場合は、「𓀀(i):私」を「𓆑(f):彼」「𓏏(t):彼女」と入れ替える事で、簡単に表現できます.
𓅓 Point
基本文型 : 動詞 + 主語
過去形
次にこれを過去形にします.動詞文の基礎 : 過去形( V + S )
In Hieroglyph
𓈝𓅓𓈖 𓀀
In Japanese
行った 私は
この形以外にも様々な表現の仕方がありますが、最も基本的な過去形の表現は上記になります.
「動詞」+「𓈖(n)」 + 「主語」.非常に簡単ですが、主語と動詞の間に置くように注意してください.
𓅓 Point
過去形 = 動詞 + 𓈖(n)
前置詞
さて、上記の過去形までで根幹はできましたが、まだ物足りません.あとは副詞的な表現を充実させていきましょう.
まず「彼と一緒に」ですが、これには前置詞「𓎛𓈖𓂝(ana):~と一緒に」を使います.
また彼というのは「𓆑(f):彼」と決まっています.(この文字は「彼」以外の意味でも使われます)
さらに「家に」も付け加えます.
「~(場所)に」を表す前置詞として「𓂋(r):~に」を使用します.
この前置詞「𓂋(r)」は「~に」以外にも「~から」等様々な意味で使用されます.
動詞文の基礎 : 前置詞 + 名詞 で 副詞
In Hieroglyph
𓈝𓅓𓈖 𓀀 𓂋 𓉐 𓎛𓈖𓂝 𓆑
In Japanese
行った 私は に 家 と一緒に 彼
大抵、副詞は主語と動詞の間を除いて様々な場所に挿入できますが、今回は末尾にしています
前置詞 + 名詞の形にする事で副詞を作れるのは英語と同じです.
𓅓 Point
前置詞 + 名詞 = 副詞
所有
最後に所有を付け加えます.所有には二つの表現の仕方があります.
AのBを表現するときに連続して記述して「所有」を表現する「BA」
間に「𓈖」等(修飾される名詞によって変化)を挟んで「所有」を表現する「B𓈖A
それらの違いに大きな意味の違いはありませんので、ここでは直接属格を用います.
動詞文の基礎 : 直接属格
In Hieroglyph
𓈝𓅓𓈖 𓀀 𓂋 𓉐 𓇋𓏏𓆑𓀀 𓎛𓈖𓂝 𓆑
In Japanese
行った 私は に 家 父の と一緒に 彼
𓅓 Point
所有格(AのB) :
① 直接属格 : B A
② 間接属格 : B 𓈖 A
おわりに
これでさらにヒエログリフで表現できることが増えたと思います.動詞と過去形があればより表現の幅が広がりますし、前置詞を使えばもっと詳細に表現することができます
次は目的語「~を」を使った文について見ていきます.
今回までの表現では、「Sは(Mで)Vする/した」などの表現までですが、
次では「SはOを(Mで)Vする/した」と言った表現が可能になります.